あなたはうっすらと目を開けた。

過度な絶頂で失神したようだが、どうやらそんなに長い間意識を失っていたわけではないようだった。

せいぜい数分、といったところか。あなたは少し重い瞼を開きながらあたりを見渡した。

そして気づく。

視界がある。

先ほどまでは袋を被せられ、視覚も聴覚も塞がれていた。どうやら意識を失っている間、男がすべてを解いたようだ。

あなたは体を動かそうとして、今度は体の違和感に気づく。

手が首輪とつながったままであることは変わりはないが、足首がしっかりと縛られていた。

これでは身動きが取れない。

体の拘束に驚いていると、視界に男が入ってきた。

身動きが取れない中で、あなたは一瞬怯えたような顔を見せる。

男は手に何も持っていないことをアピールし、この場であなたになにかを加えるつもりはないことを伝える。

その上で、あなたの背中と膝に自分の腕を回すと、男はひょいとあなたを抱き上げた。

いわゆるお姫様抱っこの姿勢になり、これまで何度も近くで見てきた男の顔が近づくと、あなたは途端に気恥ずかしさを感じた。

そんなあなたの反応を気にすることなく、あなたを抱え上げたまま、男は歩き始めた。

ベッドから離れるようにゆっくりと一歩を踏みしめる。

歩くことに問題がなさそうだと確信すると、男は部屋の入口方向に歩き始め、開けたままにしておいた水回りの集まった空間のドアを通り抜けた。


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付けるリードは男から。必ず使用しましょう。



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