交際相手の朝勃ちを利用して、しっかりと自分の欲求を満たしたあなただったが、その日の交際相手は、御預けによる欲求不満のせいか、普段にくらべずいぶんとあなたとの距離が近かった。

事あるごとにあなたの肩や腰に手を回し、体に触れてくる。

ヤりたい、という意思表示なのは明らかだ。しかしそれは、相手とのつながりとか、気持ちの満足というよりは、単なる快楽と性欲の解消としての姿勢にしか見えなかった。

それが、あなたの心にまた黒い何かを芽生えさせる。

-素直に本音をぶつけて、正攻法に行こう―

あなたはそう考えた。

その一日、交際相手の手があなたの体に触れるたびに、さりげなくその手を払ってきたが、夕方に買い物を終え、交際相手の家に戻ってきたとき、あなたは行動に移した。

その日の予定が終了し、あとはあなたが帰るまで家にいるだけ。その状態になった交際相手は、あなたを後ろから抱き寄せ、躊躇することなく、胸と股間に手をやった。

交際相手の指に力が入り、胸をもむかというときに、あなたは口を開いた。

“なんで私が怒らず、あなたとHすると思ってるの?”

突然の発言に状況の飲み込めない交際相手は、手を止める。

“この間あんなことがあって、どうして私が笑顔でHすると思ってるの?それとも、Hできるならだれでもいい?”

と、畳みかけるあなた。そして今だ!と根拠のない確信をもって続けた。

“なんか、Hするためだけに私いるみたいだね。”


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付けるリードは男から。必ず使用しましょう。



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