さらしているのは胸だけなのに、どんどんと下腹部が熱くなってきていることをあなたは感じていた。

歩みを止めることはなかったが、自分の家まではまだ少し距離がある。

あなたは、引き上げた服と下着がずり落ちてこないように手で押さえながら、乳房を露出したまま住宅街を闊歩した。

自分の行動を不思議に思い、やめようとしている冷静な自分と、誰に見られるでもないが、しかしいつ何時見られてしまうかもしれないスリルを楽しむ自分と、その二つが自分の中でぶつかり合っていた。

しかしあなたの手は胸を隠すことなく、その痴態をさらし続けていた。

別に誰かに見られているわけでもないし、視線がないのは確認している。

言ってしまえば、大した心配はない。

しかし、普段服を着るべき場所で素肌を、しかも人前で絶対に隠すべき姿を晒している。そんな、日常生活では絶対にありえない姿を日常で使用する空間に持ち込んでいる、非常識で穂日常な時間を独り占めしている事実に、あなたの興奮が止まらなかった。

それでも頭のどこかは冷静で、その姿のまま道を歩いていると、自分が後方から照らされていることがわかる。

車が来たことを悟ると慌てずに服を戻し、何事もなかったかのようにやり過ごす。

今この瞬間まで自分がさらしていた痴態を、その車の運転手は知らない。

ちらりと見えた運転手の姿が男性だったからか、見せることなくやり過ごせた優越感か、あなたの心はさらに高揚した。



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付けるリードは男から。必ず使用しましょう。



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